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2020-04-24

【醤油屋のせがれブログ】過去と未来を繋ぐ、大切な桜

昔々から店舗敷地で当店を見守ってきてくれた大きな桜の木がありました。曾祖父の代から高橋醤油を見続けてくれた桜は、時が流れても満開の花を咲かせてくれていました。4月になると木の下で花見をしたことも。

2018年に県道拡幅工事に伴う店舗の移設工事を行い、現在の家屋となりました。

 

その移設工事の際にどうしても伐採しなくてはいけない状況となり、移動は可能なのか色々な可能性を模索して、八方塞がりの状況となり心苦しい気持ちになりながら・・・。

 

その際に、親戚で林業を営む助っ人が「うまくいくから分からないけど、挿し木で何本か残してみて1本くらいは成長してくれるかも」と手伝いに来てくれたのです。

 

僕たちの奇跡を願いながら作業をしたのを覚えています。どうか、この桜の未来が続きますようにと。

 

時が流れ現在。挿し木の1本が無事に成長してくれました。少しずつ大きくなり昨日、店舗の前に移動してきました。

 

まだ可愛い小さな木。だけど、これから先の未来を見守ってくれる大きな存在になってくれるはず。サクライズミ(屋号)のサクラを次代へと繋いでいきます。


この桜のように、地域のお醤油を次代へと守り繋いでいく役目を僕たちも担っていることを教えてくれる大切な仲間です。

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